みやぎ星野 第14回総会開催 (3/20)
3月20日、沖縄と連帯し星野さん・大坂さんの無実をかちとる会・みやぎ」の第14回総会が戦災復興記念館で開催されました。 前年の総会で会の名称を変更したみやぎ星野。星野さんの獄死という現実を前に、ひとたび「みやぎ星野」をリセットし新たな活動目標を決めてのスタートでした。みやぎ...


2021年10月の絵と詩
星野カレンダーの10月のページから「暁子に届けた花々」という文昭さんの絵と「失いたくないもの」という 暁子さんの詩を紹介します。 失いたくないもの 一日一日が 単調に過ぎていく ある日 出会った 花たち 母のようなにおいの コスモスは しあわせを 赤いバラは 尽きない情熱を...


2021年9月の絵と詩
星野カレンダーの9月のページから「バラ・暁子の退院の喜びと共に」という文昭さんの絵と「ファーストキス」という暁子さんの詩を紹介します。 ファーストキス 目を閉じて 唇を 重ねると 冷たい ガラスの感触が 伝わって 「愛してる」と 激情に 身を任せた 慌てた 看守が...


2021年8月の絵と詩
星野カレンダーの8月のページから「曼珠沙華」という文昭さんの絵と暁子さんの詩を紹介します。 曼珠沙華 田んぼのあぜ道には 赤い 曼珠沙華が いっぱい 空は青、どこまでも澄み切って 曼珠沙華 どこか さびしげな おいらんの かんざしに似ている 面会の帰り道 愛しくて...


2021年7月の絵と詩
星野カレンダーの7月のページから「光の中の静物」という文昭さんの絵と「夏の恵みの野菜たち」という暁子さんの詩を紹介します。 夏の恵みの野菜たち すべての生きとし生けるものは そこに あるようにあって 限りある生を 与えられた私も ここに あるようにあって 自らの弱さも...


2021年6月の絵と詩
星野カレンダーの6月のページから「ひまわり咲く季節を迎えた米沢」という文昭さんの絵と「流星」という暁子さんの詩を紹介します。 流星 天体の破片が 地球の大気に入った時 空気の 摩擦で 光を放つ その瞬間に 私は 星空に手の届きそうな 夜にいて...


2021年5月の詩と絵
星野カレンダーの5月のページから「アカバナー 沖縄の風に癒されることを」という文昭さんの絵と 「アカバナーの手紙」という暁子さんの詩を紹介します。 アカバナーの手紙(たより) まだ見ぬ 沖縄(ウチナー)の海を 描く あなたの 元に アカバナーの 手紙(たより)が 届く...


2021年4月の詩と絵
星野カレンダーの4月のページから「陽光の卓上」という文昭さんの絵と「面会室」という暁子さんの詩を紹介します。 面会室 遮断する アクリルと 筆記する看守 そこは光を 通さない空間 生きていることを 確かめあい 向きあった場所だ 思いあい ともに 生きる日々を 疑うことなく...


2021年3月の絵と詩
星野カレンダーの2021年3月のページから「春の海の音が聞こえてくる」という文昭さんの絵と暁子さんの詩を紹介します。 春の海の音が聞こえてくる 南の国から やってきた ほら貝を 耳にあててごらん 南の海の 風の音が聞こえるでしょう 南の国の 波の音が聞こえるでしょう...


2021年2月の絵と詩
星野カレンダーの2021年2月のページから「冬の窓のシクラメン」という文昭さんの絵と暁子さんの詩を紹介します。 冬の窓のシクラメン ひっそりと息づく 冬のシクラメンに 「おはよう」と声をかける朝 ひんやりした 部屋のテーブルに カバンを置き 「ただいま」とつぶやく夜...