top of page

大坂正明さんは無実です

沖縄との連帯掲げた渋谷闘争

1971年沖縄返還をめぐり日本中が騒然としていました。72年の沖縄本土復帰を前に核付き、基地付きのペテン的返還を強いようとする日米両政府に対し沖縄ー本土を貫く反対運動が巻き起こりました。11月、渋谷で若者たちのデモがありました。この中で発生した機動隊員1名の死亡事件の犯人として大坂正明さんは、星野文昭さんらとともに指名手配されました。

oosaka0ed1a313.jpg

大坂さんを「犯人」とする物証はありません

大坂さんや星野さんを犯人とする物証は一つもありません。まったくの濡れ衣です。

当時16歳、18歳、19歳、20歳の4人の少年たちが​検察官の前で取られた調書が唯一の証拠だと言うです。

ところが、検事は自分に都合が悪い検面調書36通を「紛失した」として証拠開示に応じず、4人の少年たちの調書だけを「証拠」に大坂さんが犯人だと主張しているのです。
 

oosakaf891d493.jpg

​裁判員裁判からの除外が決定

2022年3月10日 東京地裁は大坂正明さん公判について裁判員裁判の対象から除外する決定をしました。大坂さん本人をはじめ私たちは一貫して裁判員裁判で大坂さんを裁くことは許されないということを訴えてきました。

裁判所は大坂さんの裁判を裁判員裁判で行うことに拘ってきました。御存知の通り、裁判員裁判は「裁判人の負担を減らす」という理由で膨大な「公判前整理手続き」が行われます。そして肝心な裁判はあっという間に終わってしまいます。

昨年以来、大坂さんの裁判は月に5回以上のペースで進められています。回を重ねるごとに大坂さんの無実は明らかとなっています。

oosaka6941bcf7.jpg

事件の公訴時効は成立しています

大坂正明さんは事件発生から46年もたった2017年に逮捕され起訴されました。そもそも46年も前の事件の裁判が成り立つでしょうか。

証拠は時間の経過とともに散逸・劣化してしまいます。被告のアリバイ等の無罪立証も困難になってしまいます。真実・公平な裁判は望めません。2010年の法改正で殺人罪の公訴時効はなくなりましたが、大阪さんの時効はその前に完成しています。起訴自体が違法です。

oosakaAS20170626004970_comm.jpg

「目撃供述」は信用性ゼロ

検察側は「大坂さんが突進して行って機動隊員の頭を殴った」という一人の学生の目撃供述を基に大坂さんに罪を着せようとしています。
この事件では、何十人ものデモ隊の学生たち、周辺の目撃者、襲撃されたと言っている機動隊二十数名の供述調書があります。
しかし、この学生の供述以外、誰一人、そんな目撃供述はしていません。こんな目撃供述に信用性はあるのでしょうか。

oosaka4cbd47da.jpg

大坂さんは意気軒高、裁判を闘っています。即時、解放を実現しましょう。

 大坂さんは現在、東京拘置所に収監されています。逮捕・起訴以来6年も続いた接見等禁止の解除を4月24日、実現しました。
かつて、20歳そこそこの青年が「殺人犯」として指名手配され、街中に手配写真を貼られ、46年間も自らの無実を声を大にして訴えることも家族・友人と会うことも憚られるような生活を強いられてきたのです。実に半世紀ぶりの再会の実現です。いよいよ大坂さんの無実が明らかになっています。皆さんのご支援をお願い致します。

oosaka58737bca.jpg
bottom of page