飯塚事件 再審請求棄却 弾劾
- fwgf9116
- 2024年6月15日
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飯塚事件 第2次再審請求審で福岡地裁は6月5日、再審開始を認めない決定を下した。Sさんから抗議の声が寄せられました。

先月、nhkBS1で冤罪と思われる事件についての再放送がありました。表題は「正義の行方〜飯塚事件30年後の迷宮」で〈第1部逮捕〉〈第2部死刑〉〈第3部検証〉で合計3時間の放送を固唾を飲んで視聴しました。
我が国の司法の姿が空恐ろしく背筋が凍る思いをしました。幼い女児を誘拐して殺してしまう凶悪な犯罪であったが、その犯人を作り上げるために真実が歪められて予断と誘導によって無実の『犯人』を作り上げ、こともあろうに処刑してしまったことには憤りしか感じません。
事件が発生した当時、最大の物証として『犯人』=久間三千年さんの血液型と女児の腟内から採取されたDNAが一致したとされましたがその後の鑑定で否定されたこと。さらに目撃者が見たと証言した日時が間違っていたことを思い出して証言を翻したことがあったにもかかわらず精緻な調査をせず判決から2年で無実と思われる被告の命を奪ってしまったのです。
再審を求めた家族と弁護団に対して福岡地裁は再審を認めない決定をしました。無実の被告人が検察の誘導によって証言した虚偽の内容を判断基準とした有罪判決=死刑判決。とんでもないことです。なんだか星野大坂の冤罪の構図によく似た話だと思われて仕方がありません。
久間さんの家族と弁護団はひるまずに即時抗告で闘うことを表明しました。私は心から応援します。
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