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2024年8月の詩と絵

  • fwgf9116
  • 2024年7月31日
  • 読了時間: 1分

星野カレンダー2024の8月のページから「僕のヒロシマ」という暁子さんの詩と「8月のひまわりとゆり」という文昭さんの絵を紹介します。




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『僕のヒロシマ』    

    




 お母ちゃん            

 ごめん              

 僕は 行くよ          

                  

 瓦礫の中に 沈む お母ちゃん   

 目を閉じて          

 「行きなさい」と 僕に言った   


 まだ 息をしていたんだ      六十年後の ヒロシマを

 僕を いつも 抱きしめてくれた  僕は 歩く

 暖かい ぬくもりを そのままに  僕は 生きる



 お母ちゃん

 あの日 僕は 僕は

 お母ちゃんを

 瓦礫の中に残したまま 

 歩き出した


 街は 死の灰に まみれ

 黒こげになって 倒れている人それでも 僕は 歩いていた



「水を ください」

「水を....}


 涙も 乾いて

 僕は 死の街を 歩いた



 あの日

 8月のあの日


 なぜだろう

 なぜだろう

 僕だけが 生きている


 僕の体を 射抜いた

 放射能も 生きている


 僕の病んだ体の中に

 お母ちゃんの声が

 今も 聞こえるんだ


 「行きなさい

  行きなさい  あつし

  早く  早く ....」




 僕は 歩く

 僕は 生きる



 僕は 歩く

 僕は 生きる



 六十年後の ヒロシマを

 僕は 歩く

 僕は 生きる


 
 
 

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