2021年７月の絵と詩

星野カレンダーの７月のページから「光の中の静物」という文昭さんの絵と「夏の恵みの野菜たち」という暁子さんの詩を紹介します。

夏の恵みの野菜たち

すべての生きとし生けるものは

そこに　あるようにあって

限りある生を　与えられた私も

ここに　あるようにあって

自らの弱さも

果てしなく問われる　飛躍の壁も

ただ　あるがままに受け入れて

ここに　じっとしています

人々の生を支えるべく

生まれてきたのでもなく

かぼちゃは　かぼちゃで

なすは　なすで

とまとは　とまとで

それぞれにあることが　美しいのです